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本の詳細 · 本の長さ. 242ページ · 言語. 日本語 · 出版社. 筑摩書房 · 発売日. 2011/1/8 · 寸法. 10.6 x 1 x 15 cm · ISBN-10. 4480093478 · ISBN-13. 978-4480093479.

2011/1/6 -第二次大戦により失われてしまった情緒ある東京。その節度ある姿、暮らしやすさを通してみせる、作者一流の味わい深い文明批評。 【解説: 島内裕子 】.

東京の昔』(とうきょうのむかし)は、吉田健一による長編小説で、第2次世界大戦前の東京を舞台にとり、その後の戦火によって失われた東京の情緒や慎ましやかな ...

吉田 健一東京の昔』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。

吉田健一氏の本はかなり読んでいます。 英国と日本の彼比の文化論も良いのですが、東京の昔 を語るのも好し。 うまい酒を飲むために地方へ行ったり、穴場を捜し歩いたり。

さて、内容の方ですが、引用した冒頭部分からも伺える通り、昭和のはじめ頃の東京を、語り手である主人公が何十年も経ってから振り返る、という形で書かれています。

いずれも味のある登場人物を相手に、おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前の、ほんのわずかなひととき。

... 東京の昔自転車屋さん、留学志望の青年… おでん屋の酒の匂いも漂う長篇異色作(カバー巻末面の内容紹介より) 吉田健一という作家は不思議な作家である。文士という ...

吉田健一東京の昔』をめぐって. |. 「水」、「金沢」、そしてジャクソン・ポロック. |. 杉浦. 晋. *. 吉田健一の長篇. 『東京の昔』(一九七三). は、. 日本が戦時 ...

本書は、文芸批評家、小説家として昭和初期に活躍した吉田健一氏による、古き東京を舞台に人間と人間の関係性の中で現れる社会を論じた珠玉の一冊です。