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島尾敏雄『島の果て』(書肆パトリア 1957.7) 収録の短篇「鉄路に近く」を再読。 やはり中盤までは、福永武彦の観念を凝固したような諸短篇を想起しつつ読んだ。 福永は島尾作品をひそかに愛好し「小説概念について一度訊いてみたい」と述べているのももっともだ。

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三坂 剛@yumenowa

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