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万葉集に歌われる「水の江の浦嶋子」は、「海堺(ウミサカ)を過ぎて漕ぎゆく」と、海神の娘に出逢ったという。沖へ行く船がやがて岸から見えなくなるのは海の坂があるためで、超えると異界「常世」だと考えていたのではと著者。神仙思想の影響もあるが、海宮は海堺の先にあると信じられたとする。

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いつみみふね@skytree222

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「天の原ふりさけみれば」で始まる歌句は万葉集に10首ある。一方で「わたの原」の語は古今集にはあるが、万葉集にはない。ほぼ同義の「海原」が19首、「うの原」が1首ある。平安朝には、歌語として「わたの原」が優位になったそうだ。そして、「はら」とは、「パラッ」と広がったところだと著者。

いつみみふね@skytree222

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