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『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』は、いわゆる「非モテ」や「弱者男性」について、きわめて切実な視点を与えている映画だと思う。容姿が醜い、他者から愛されない、という強烈なコンプレックスが、なぜか女性への憎悪、暴力、殺人に転じていくプロセスが描かれる。異様に不潔で不愉快な作品。
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誤解を恐れず言うと、公開当時この作品を観て、連続殺人鬼である主人公の苦しみにとても共感した。自分もどこかで何かがこじれて、一歩間違えればこうなっていたかもしれない、と恐ろしくなった。殺人鬼に共感させられた映画は今のところこの作品だけ。