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中途半端に夜中に起きた。 Kindleで山田参助「あれよ星屑」を全巻読む。 緻密な作画で描かれる戦後。 二人の復員兵のブロマンス的な邂逅、美化できぬ戦中戦後の闇と、生きる葛藤が描かれる傑作。 川島と黒田、二人の男は肉体的欲求はヘテロだけど、精神としては惹かれ合う純愛に近似な友愛だと思う。
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山田参助「あれよ星屑」 あきらかに往年の日本映画のオマージュにみちた作品ですが、「『兵隊やくざ』の二人の復員後」みたいな趣きが強い。 聖性も強かさも愚かさも、貪欲に飲み込み、猥雑でもの悲しくも生き、死ぬ人々を、上っ面じゃない情念を丹念に描く。 本当に戦後文学なマンガとして傑作。
