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「さあ、どうぞ」 私は免色について行った。 「このリビング、そして、こちらのアトリエ、どうですか」 と、免色は尋ねた。 「すごい! 驚きました」 と、私は言った。 「車のレストアの様に、オリジナルに拘りました」 と、免色は言った。 「全て記憶にある風景と同じです。ただ、全てが新しい」

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Kyiv Kalashnikov@kiyuu_channel

「急を言ってすみません」 私も右手を差し出した。 そう、免色の固く強い握手だった。 「いいえ、逆に嬉しくてたまりません。こんなに早く村上さんにお会い出来るなんて」 と、免色は言った。 「お久しぶりです。さあ、中に入って」 と、笙子が言った。 私は笙子に免色に言った同じ言葉を繰り返した。

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