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歌舞伎座「双蝶々曲輪日記 引窓」。遠景、近景、どちらも楽しめる作品。東蔵、梅玉、扇雀、松緑の芝居が一瞬も止まらず舞台全体が常に動いており、四人を同時に把握するには俯瞰で見たい。同時に個々の演技が精緻を極めるので、眼の前の役者だけに集中しても、ひとりのドラマとして見ることができる。

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歌舞伎座「双蝶々曲輪日記 引窓」。一階9列で見えたのは、松緑の表現する若さと堪えきれない涙、梅玉の呼吸。芝居全体の間合いや段取りは四階でもよく伝わるし、むしろ分かりやすい。静かに流す涙や花道で震わせる身体、門口で東蔵の台詞を受けて嘆息する前に呑み込む息は、舞台近くで分かる表現。

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