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②実はハムレットの心理が謎めいて見えてきたのはヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが自身の体験を交えて書いた著書『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』で語ったことがきっかけだったと。20世紀になるとT・S・エリオットが『ハムレット』はArtistic failure、技巧不足による失敗作だと言った
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③それに反発して研究が進んだと五十嵐先生。1949年に公開されたローレンス・オリヴィエ監督・主演の映画では短いプロローグで「これは心を決められないある男の悲劇だ」と語っているそう。「繰り返しますがこれはゲーテ以降、 T・S・エリオットへの反応もあって近代的なハムレット観というわけです」