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「きっとあなたの140字」 ルールは簡単、提示されたお題の文章を140字以内で書いてください! 参加方法はこのツイートにリプするだけ! 今週のお題は「桜」です。 ※一人一作、4/23,20時〆でお願いします。 あなたの作品お待ちしてます! #VRC言ノ葉 #きっとあなたの140字
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どこかで聞いた話に「桜の木の下には死体が埋まっている」というネタがある。 桜並木を歩くたびに都市伝説がこびりつき、本当に死体が埋まっているのかと信じ込む私。 友人にその話をすると「ただの冗談だよ」と笑い飛ばた。 このジョークはいつから生まれたんだろうと、不思議がっている。
桜は散り始めがよい。 暖かな風のある日にシートを広げて酒席を設けるのがよい。 桜の花びらがハラハラと舞ってきてコップにハラりと舞い落ちる様がよい。 この時呑む酒の味は非常に情緒的だ。 若葉をめいっぱい広げた桜に今年も感謝しよう。 また来年会おう。 散り際の君へ。
今は廃校となった学校に、たった一本残された桜の木。 その桜を遠くから見る男がいる。 顔は老け込み、瞳に輝きはない。 男は一枚の写真を眺め、しばらく迷う。 だが遂にそれを勢いよく投げ捨てた。 すり切れた写真が地に落ちるのを振り返ることも無く、男は来るときと同じ重い足取りで帰って行った。
「サクランボの柄を舌で結べるとキスが上手いんだって」 「ああ、聞くね」 「何でだろ?」 「そりゃあ、ね。……何でだろうね?」 「キスってさ、口でちゅってするやつのことでしょ?」 「唇を重ねるやつだね」 「どうして舌が関係あるのさ!」 「あー、キスにも深い情、……いや事情があるのかもね」
「櫻子さんの方がずっと綺麗だったな」 近所の並木道。遠い目をして桜を眺める祖父がそう呟いた。祖父母は互いを名前で呼び合うほどに仲が良かったし、きっと何度もこの道を共に歩いたのだろう。その祖母が亡くなりもう半年が過ぎた。ようやく故人を語った祖父の時間が再び動き出したような気がした。
もう、ターフには戻れないと思っていた。 命の危機すらありうる怪我を、懸命の治療で乗り切ってきた。 相手は、強い。シャドウロールの怪物に、空舞う名手。だが、相手にとって不足はない! 直線で、ねじ伏せる。アナウンサーが叫ぶ。また、桜が満開と。 ロンシャンの栄光が、私を、待っている!
散る姿が美しいなんて詭弁だ。 桃色の花びらを開き始めてしまったら、早かれ遅かれ散る。決まった終わりより、このままの方が美しい。 でも、蕾のままでは、君に見てもらえない。 「綺麗だね。」 風に舞う花びらを見て呟く君に、相槌を打つ。 「あのさ。実はーーー」 散る姿が美しいなんて詭弁だ。
目覚めると病室だった。 また運び込まれたようだ。もう何度目か分からない。 開け放しの窓から桜の花びらが舞い込んできた。 ベッドの脇で眠る彼の頭に、ひらりと落ちる。 目を覚ますと彼は必ず傍にいてくれた。 桜が散る頃には、きっと私は―― 花びらを彼の掌に置き、そっと包む。 ずっと傍にいるよ。
初めての改変で桜柄の着物を着せた。非対応なのでツールを使いながら苦労してやっと出来たお気に入り。よくみれば腕が二重になってるし、足も少しはみ出てる。 そんな拙い改変だけどこれからも大事にしたい。さて今日はどこにお出かけしようかな?