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わたしは梨木香歩さんの『春になったら苺を摘みに』というエッセイが大好きなのだけど、梨木さんが英国の語学学校に在籍中、向こうの紳士的な振る舞いとして男性が女性の為にドアを開ける…その動作にいつのまにか身体が慣れ帰国後も一瞬身を引いて相手の出方を待ってしまうのに気がついてから、

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それは自身の本来の美意識に反する、とそれからは率先して自分からドアを開けるように意識したというエピソードがとても好きで、そのことをちょっと今日の朝の時間に思い出した 『自分の力でドアを空け、その向こうの新しい空気に触れ、自分の足で踏み出してゆくこと。』

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