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4幅対「四季花鳥」(1918、長野県立美)は桃山美術を意識して描いたもの。的確な写生と濃密な装飾性が融合する。地の金泥、銀泥or墨?が各季の雰囲気を下支えしている。金地の2曲1双「桜花双鳩・秋草群鶉図」(1921、練馬区立美)は抱一風。余白や対角線の構図がよい
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三田の蜂須賀邸(現在オーストラリア大使館)を飾った杉戸絵「桃に青鸞・松に白鷹図」(1928、同大使館)は露出展示。鳥類学者蜂須賀正氏の依頼らしく青鸞という珍しい画題。鳥をよくした秀畝の面目躍如。「秋雨」(1932、長野県立美)は画面内の空間や陰影法がどことなく洋風なのが面白い