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私は免色に悟られない様に気持ちを落ち着かせ、ちょうど下書きも終わり一息入れるには良いタイミングだったのだと自分に言い聞かせた。 「気になるとは?」 と、私は免色に尋ねた。 「いえ、今回は水彩画で描かれるという事で、何か特別な理由があるのではと思います」 「そうです。ですから......」

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Kyiv Kalashnikov@kiyuu_channel

「ええ、まあ、順調です」 私は古いコーヒーを捨て入れ直した。 「お構いなく、すぐに帰りますので」 と、免色は言った。 「何か急なご用件でも......」 「いや別に、ちょっと気になりまして」 「ちょっと気になる......」 私は免色の言葉を繰り返した。 そして、少し怒りの様なものが込み上げてきた

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