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5. その話は過去にくも膜下出血で緊急入院した時の話であった。「私はあの時、いわゆる三途の川というところにいたのよ。でも、向こう側が、ものすごく暗い場所で、その向こう側さえ全く見えないような、そんな場所で、私は恐ろしくて恐ろしくて…そこへとゆく事ができないでいたの。 [6へ]

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6. そうしたら、何処からともなく貴方の声が聞こえてきたの。それで、長い眠りからさめ…」と伝えた初めてのことであった。a子は、それだけで母が言いたいことを理解した。「母は後悔していたのだ」と。だが、その時のおとなしいムードは次の日には消え、その後もヒステリーは治らなかった。[7へ]

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