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唐突に思い出話をする。 若い頃に特養で働いていた。バリバリ認知症のおばあちゃんでHさんという人がいた。日本昔ばなしに出てきそうな小さい背の丸まったおばあちゃん。 陶器製の大きな犬の置物を見て、 「こっち見てる。腹が減ってるんだろうから芋でも食わしてやれ」 と言うので、あとでやっとく

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から、と言うと安心していた。 夜勤で見回りに行くと大抵起きていて 「おめー、こんな暗い時間まで何やってる、働いてんのか」 と心配してくれた。私もう寝るよ、と言うと、布団入ってけ、とよく言われた。そのへんに缶缶あるから中の菓子を食ってけ、とかも。 なのでよく介護用ベッドのとなりに並んで

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