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1900年の小学校令施行規則から、変体仮名が使われなくなったと語られるけど、習字や作文科では”くずし字”を教えていた 五十嵐力 校閲『模範中等書翰文』(修文館 昭和9)は、旧制中学用の作文科教科書。載っている作品を見ると、手紙の読み書き用にくずし字を覚えることが基礎実用技能だったようだ pic.twitter.com/CTPtnt5JKv

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くずし字が廃れていくことと1900年の小学校令施行規則(初等教育における仮名字体の統一)が結びつけて語られることがあるけれど、確かにきっかけの一つであれ、どちらかというと1903年からの国定教科書において書キ方・習字でくずし字が扱われる量が激減した(消えてはいない)ことが大きい気がする。

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こちらは女学校用の書翰文教科書(昭和16 修文館)。同じく五十嵐力 校閲。 男子と女子では教科書が違うし、書風も違うんですね。僅かだけど、変体仮名も使われています。こういう書風で私の祖母も書いていました。#くずし字 x.com/2SC1815J/statu… pic.twitter.com/8erCICRCiM

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1903年からの国定教科書になる前、検定教科書の時代の教科書を見てみると(全てを確認したわけではないが)、「読本」では変体仮名の活字交じりではあっても、全体としてくずし字のテキストとはなっていない。一方で「習字」では、美術としてではなく実用として、くずし字が多く扱われている。

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