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鬼滅、同情の余地がある鬼にはちょっぴりの慈悲をかけるという点で根っからのカスとの区別をしていて、「無惨の気まぐれ」という逃れられない不幸によって化け物へと変えられてしまった者達の悲哀を描いている一方で、無惨自身も不幸に翻弄された一人なのはテーマの扱いが片手落ちに感じる時がある

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無惨は胎児の時代から病魔に侵されており、「生きる」という確固たる意志がなければそのまま死んでいた、というバックボーンがある上で最終決戦の赤ちゃん化を考えると、無惨の根本的な精神性は胎児時代から完成していて、精神性歪ませて生存するか、死産かの二択を迫られていた不幸すぎる境遇なのよね

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