ポスト

「祈ったか」  祈はふらりとカゲロウのように、それを見つめている。頭のてっぺんにつけた赤い短冊がゆらゆらと風に揺らされていた。

メニューを開く

カナリアの咆哮@THoC_TL

みんなのコメント

メニューを開く

「なにを、」 「救いが欲しいですか?」 「体が重い。なにをしたんだ」  救わなければならないのだ。祈はそれだけがわかっている。がつん、とケートスの体を殴りつけて錫杖を取り替えす。  自重をこんなにも重く感じたのは、ケートスは本当に久しぶりであった。

カナリアの咆哮@THoC_TL

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ