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全編良かったんだけど、特に好きだったのはジュリエットがティボルトの亡霊を見て狂気に陥るラスト。古典バレエのロミジュリでは、大人たちの争いの巻き添えになったとはいえ、2人のすれ違いが悲劇を生むところを、マシューボーン版ではジュリエットの狂気が悲劇を生む。エクソシズム映画で定番の、
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悪魔が人間の弱さを利用して幻影を見せ、悪の側に引きずり込む場面みたいだなと思った。でも、この悪魔は悪霊ではなくて、子供に無理解で身勝手な大人や、偏見や暴力。子供がいくら勇気を出しても結局そういう悪魔には勝てないのだという圧倒的な無力感の中、ロミオとジュリエットが死んでいく。