ポスト
たとえば翻案のウエストサイド物語では、主に警察に代表される大人との対立もあるにはあるが、あくまで人種問題を背景にしたマイノリティの若者グループの対立がメインなのに対し、矯正施設のような場所を舞台にしたマシュー・ボーン版ロミジュリでは若者同士の対立がほぼないので→
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く
(お遊びの小競り合い程度)、大人vs若者の対立というか大人による若者の抑圧・支配の構造を一層色濃く感じた。そこに、優美さや愛、激しさに荒々しさ、苦悩と悲しみといった表現の対比が際立つマシュー・ボーンの振付と平均年齢の若そうなダンサーのフレッシュな踊り/演技が巧くハマっていたと思う。