利用 一部の地域では深海魚に混ざって漁獲され、漁港で販売しているという1。食べた人の証言によると、筋肉部分はエビとシャコの中間のような味

食性 ミナミオオウグソクムシは雑食性で、水中の有機物なら何でも食べ、魚の死体や弱った小動物、ヒトデなどを食べる

特徴 体長は10～15cm程度で、近縁のダイオウグソクムシと比べると3分の1程度の大きさですが、陸生のダンゴムシやワラジムシよりははるかに巨大で、日本で見られる等脚目の生物としては最大です2。体型は扁平気味で細長く、体長が体幅のおよそ3倍あります

分布と生息環境 ミナミオオウグソクムシは、日本の本州中部以南の水深150-600メートルほどの深海底や、大陸棚に分布しています。生息域の水温は10℃〜15℃ほどと言われています

1880年にルートヴィヒ・デーデルラインによって日本で採集され、1894年にArnold Edward Ortmannによって記載されました

ミナミオオウグソクムシ（学名：Bathynomus doederleinii）は、等脚目スナホリムシ科に属する海生甲殻類の一種です