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さらに今回、ユーモラスなシーンが増えた。これは大熊さんによるところが大きい。実は原作も悲惨な内容なのに、どこかユーモラスな空気感が漂うシーンがある。ま、今作のユーモアと、原作のユーモアは質こそ違うんだけど…これは『山口茜』が、原作の『文体』を作品化してるから問題無いのだ。
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一番の問題は『一人称複数』という特異な様式である。何が厳しいって、客席からは確実に双子は2人、独立して見えているわけだから…。これをどう同一の一人称にするか。コピーの如く同じ動きをしたり、演者を役に埋没してしまわぬように、登場で素の演者さんを説明させたり…幾つもの仕掛けがあった。