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こぼれ落ちる花を見て、パッタドルは青くなったり赤くなったりせわしなく、フレキを笑いすぎて瀕死の体を見せている。こんもりと積もる花の中心に無表情で佇んでいるのはミスルンその人だった。  まるで耽美小説の挿絵のように美しい立ち姿である。マルシルがいたら息を呑んで硬直しそうな有様だ。

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(っ'ヮ')╮=͟͟͞͞ 🍙@kinu_turbo

みんなのコメント

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一瞬きの間に脳裏をあらゆる可能性が嵐のように過ぎていき、めんどくささと好奇心が拮抗し、好奇心が勝った。  カブルーの人生において、芽生えた興味を捨てる選択肢はあり得ないのである。たとえそれが面倒事の匂いがしていたとしても。  足元に転がる花を一つつまみ上げ、まずは部屋を見回した。

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