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『三省堂国語辞典』を含め多くの辞書は、副助詞「なんて」（「辞書なんて」）の語源を「など」と結びつけます。でも、「など」「などと」「などとて」が「なんて」と変化するのは自然かどうか、疑問です。特に、「などとて」は使用のまれな文章語なのに、そこから俗語の「なんて」が生まれるだろうか。
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調べた中では、『岩波国語辞典』だけが副助詞「なんて」の語源を「など」系でなく「なにとて」「なんという」など「何」系で説明しています。「など」より「何」のほうが「なん」になりやすい気はします。（※「など」も語源をたどれば「何（なに）と」の変化ですが、ここでは分けておきます）
