ポスト

「すまぬ、鶴よ。新しい恋を探してくれ」「いやいやいや、俺に恋人なんか居ないんだが。何か誤解してないか」「誤解などない」 何としても別れさせたいのだろう、みかちの手には見るからに怪しげな薬が握られている。ヘドロ色のそれを飲むくらいなら、百年の恋も諦めるだろう。

メニューを開く

もやし@M_H_yayoi

みんなのコメント

メニューを開く

「待ってくれ!鶴さんは九年も片思いを拗らせ続けているんだぜ、恋人なんて居るわけがないって!」だての同胞を助けんと駆けつけた貞、焦りから声が大きい。縁側に居る彼に聞こえてしまう。鶴は網の中でがくっと脱力した。「いや、しかし……御師様は、言い寄る前に片恋の相手をれふ板に奪われたと」

もやし@M_H_yayoi

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ