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そういう悶々とした年月を過ごしたが、本書を読んで以来、一貫して市場価値というものを意識するようになった。 ただ、あくまでも市場価値は労働市場における売り手側の価値であり、一生その立場の下請け的労働構造には耐えられないと思い、副業の形態で不動産賃貸業で起業した。
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ただ不思議なもので不動産賃貸業に邁進しても、結局はサラリーマンとしての価値を高めることが事業の拡大にもつながるという考えに至り、思い切って不動産業界に身を移し、日夜、市場価値を高めることを意識して働いている。
