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箱積は宇宙人を見上げて、微笑んだ。そして旧友にいった。 「またお前か。私が生きている限り地球はあんたらに渡さないよ」 宇宙人はただ微笑んだだけだった。踵を返し赤い玉へと戻っていった。 ふわりとふわりと赤い玉は宇宙に還っていく。宇宙人は円窓から箱積を見ていた。 7

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Kazu(児童文学作家を目指す男🍀)@FcVerde20

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そして呟く。 「長生きしてくださいねーー」 赤い玉の姿が消える。 野次馬たちもただ茫然と夜空を見上げていた。 その中でひとり若い女性が野次馬の中から飛び出して叫んだ。 「箱積さん! 勝手に老人ホームを抜け出さないでください!!」 8

Kazu(児童文学作家を目指す男🍀)@FcVerde20

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