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「いてもいなくてもいい」ある意味の無関心で思い返すのはシンシャなんだよね。体質を気に病み夜に逃げたシンシャを追うものはいなかったけど昼間に戻ってきたシンシャを追い返すものもいなくて、そのある意味での寛容な無関心さを「幸福」としてシンシャは受け取ってた。それこそが「愛」だった。
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そういう意味では同じように「愛」されていたフォスが役に立たないことを苦にしてみんなのために、と段々空回りしていくのは、求めすぎてたという証左でもあるのかもしれない。ふたりの立場が違うので完璧に比較はできないかもだけど。
