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武田泰淳×堀田善衛『私はもう中国を語らない』は題名に反して、中国の過去現在未来について熱く語られてくる対談本で。日中国交回復の余韻の中、泰淳が中国への想いを語りまくり。泰淳は〈理想論としては、三島(由紀夫)君のやったように、ぼくは中国のために死ねべき〉とまで語って、案外と浪漫主義な!

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アトレイデス21@atoreides2

浦和宿古本いちで樋口隆康『ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質』(NHKブックス 昭和61年刊)と武田泰淳×堀田善衛『わたしはもう中国を語らない』(朝日新聞社 一九七三年刊)、深井智朗/訳・解説『ブルトマンとナチズム 「創造の秩序」と国家社会主義』(新教出版社 20位4年刊)を購入。

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ただ武田泰淳、中国への思いが強すぎてか、日本文化を相対化するのに中国を基準とする定型を緊張感無く用いることも度々で、文化的な華夷秩序にはまる寸前の感も。こうした傾向を批評するために〈ユーラシア東方〉という地理的概念でてきたのかなあ、等とも思えてきて。 『私はもう中国を語らない』

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