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13. 「さあこれにておしまい、俺たちの逃避行はここまでだ。永遠の恋人よ、別れの時だ。どこにでも行きやがれ。俺の目の届かないところでくたばってくれ」(『愚行録』) 14. 「つまり私は、彼に雨傘を差しかけたつもりでいて、本当のところはそうではなかったのでした」(「夏至の雨」『黄花』所収)

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ふゆこ@fuyuko_LALA

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15. 「もうちょっとだけ、と彼は言って私の小指に触れる。そっと隣を窺っても、彼はまっすぐに正面を見つめているだけだった」(『五センチの永遠』) 16. 「打ち寄せる波に足先を浸す。初夏の海はまだ冷たい。白い波頭が私のくるぶしを撫でて、また去っていく」(「波間の王国」『草叢と轍』所収)

ふゆこ@fuyuko_LALA

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