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と権威とを加えそうな新入りを確保しようと図った。恐らくただ一人の息子を奪い去られて悲憤に暮れた父親もあったし、疑いを知らぬ処女(おとめ)が虚栄心に駆られて自然の掟に背くものもあれば、中年女性で家庭生活の幸福を捨てて空想裡の人間完成を願うのもいた。ヒエロニムスの雄弁な説得に負けて、

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誰のための国家か@nippon1965

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「神の義母」という冒瀆的名称号に誘惑されたこの著名な寡婦パウラは、娘エウストキウムの純潔を神に捧げたのだった。パウラはその霊の指導者ヒエロニムスの勧告に従い、彼に随行してローマと幼い男児とを捨て、神聖な村ベツレヘムに退いて病院地一つと修道院四つとを建て、その施しと苦行とによってカ

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