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ホの部屋の弾痕V.Ꭱ.の文字を見て目を細め何かを考えている素振りのカリオくん 「VはVoleuse(フランス語で[泥棒]の女性形)ではありませんよ。Victoria Regina(ヴィクトリア女王)です」 そう言ってカリオくんに紅茶を差し出し 「ムシュー、何か私に御用ですか。依頼でないのならお引き取りを。」
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と、ホムは言った。 「いえ、いえ。Vには甘美な…いえ、苦い思い出がありまして。」 カリオくんはその紅茶を受けとり、一口飲んだ。 「勿論、ここに来たのは依頼の為ですとも。探偵殿」 ホは溜息をつき、ソファに体を沈ませた。 「ではお話を。怪しいと思ったら引き受けませんのでそのつもりで。」