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『リストラ軍師大前鷹山』はヤングアニマル掲載作品だが、同誌は後に『内閣総理大臣織田信長』も連載する。現代に蘇った織田信長が「改革者」として新しい政治を行なうというギャグ漫画である。 取り敢えず「カイカク」といいさえすれば格好がついた浅薄な時代だった。
メニューを開くそもそも、しりあがり寿の作品を面白いと思った事が俺には無いのだが、殊に社会風刺に於いては、しりあがり寿のツマラナサは『リストラ軍師大前鷹山』の頃には既に明白だったと思う。 「改革」とか「リストラ」とかを称揚して有り難がる薄っぺらい反権力の人は、あの頃は珍しくもなかった。
