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今みたいに異世界モノが流行るより半世紀近く前、言うても王家の紋章は始まってたし上原きみ子作品なんかではちょいちょい異世界の如き異国の王子が突然ヒロインを娶りにくる展開はあるあるだったから別に始祖でもなんでもないけど級友のひとりが小説を書いた。登場人物は我々。
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その級友は日本史のとある時代にはまっていて、最初転生悪女の黒歴史のコノハのような彼女ひとりがその時代に迷い込んでからのチヤホヤモテモテ話を書いていたらしいのだが、どうにも満たされず、それならみんなに読んでもらえるようにと我々総勢まるごとその時代に迷い込ませたわけである。
