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俺は被告代理人を無視して尋問を続ける。 「被告は本当に人でなしだね」 ハイ 「あなたは、この鬼畜に苦しめられてきたわけね」 ハイ 「ちょっとハンサムだからって、調子に乗るんじゃねえよと」 ・・・ ドン! 被告代理人が机を蹴って立ち上がった。 「だから! そういう尋問は、
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いかがなものなんですか!」 被告代理人は顔を真っ赤にして金切り声を上げた。叫んだ後は口をへの字に歪ませて、ぷくっとほっぺたを膨らませている。 「被告代理人、興奮しないでくれませんかね。裁判長、被告代理人の発言を制限してください。」 俺は鷹揚に陳述した。