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「そうでもないで。俺の言う事はちゃんと聞くしな」言いながら肩の上の手を払う。「あと、俺の大事な後輩侮辱すんなや。しばく代わりに、試合できっちり叩きのめしたる。覚悟しとけや」氷の微笑を浮かべて、相手に告げる。怯んだ相手がすぐに弁解しようとしたが、聞く耳も持たずその場を去った。
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「おおきに」「え?」「俺の事守ってくれようとしたんやろ?実は、前からちょっと嫌やってん。ゴタゴタするの面倒やから我慢しとったんやけどな」振り返った彼の顔からはもう、鋭利な感情は消えていた。礼を言われて、たちまちその胸に火が灯る。「安心してください、これからは俺が守ります!」