ポスト

鉛色のものが重くのしかかるので背を丸めて歩いた 風が尖った爪でひっきりなしにひっかくので 体を硬くして 昨日と変わらない家並みは 眉ひとつ動かさず投げ入れられた死亡通知状のように冷たかった 電車が鉄の響きで腹に穴をあけたので 私の体には虚空があり時折春の鳥が 疼痛のように鳴いた #

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じやじやん@doqbRNDYjHj8IjX

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