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これは見事。全体はずっと悲喜劇寄りのトーンに。しかし、一人一人が類型や規範ではない、あくまで現実的な個人として現れ、こちらの共感を一切寄せ付けない。中でもドン・ジュアンの共感能力の完全な欠如、その徹底ぶりが見事なのが大きいか。モリエールが企図した笑いは殆どなく、だからこそ笑えた。 pic.twitter.com/MHm645afmc

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Riho TAKAYASU@RihoTakayasu

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共感を寄せ付けないというのが、むしろこのディアボリックな作品に奇妙な恵みをもたらしていた。ドン・ジュアンを笑って見ていられる、ということ自体が不思議な経験で、私はこれをとても気に入った。現代化といえばそうなのだろうけど、もっと根本的に…人間感性の変化に上手く応えていた、というか。

Riho TAKAYASU@RihoTakayasu

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