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大長編伝奇小説《アウトドアーズ外伝》 『一九四五 極楽島』[7] 「あたしが、アンマーになってあげるさ〜」 「よし、ならば、わしが家まで送ってやろう」 かたわらに立っていた、オカマ仙人が口を開いた。 「この子らを家に送りながら、わしも帰るとしよう」 2人の頭を撫でるオカマ仙人を無視して、

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安来太郎@NK3HSU0tJNeLyUt

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キヨが滝つぼの母親に向かって合掌した。それを真似て、ムギも小さな手を合わせる。 「ユクイミソ〜レ、アンマー……」 小さな声で呟いたキヨが、母親に背を向ける。オカマ仙人はロンロン婆に目礼すると、広場の出口に向かって歩き出した、幼い姉妹の後を追った。 「すまんかったのう、

安来太郎@NK3HSU0tJNeLyUt

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