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『細雪』谷崎潤一郎(新潮文庫)その昔国語資料集で見たときの印象では自分向きではなさそうで(旧家の四姉妹、なかなか決まらない縁談をめぐる話………)いままで未読であった。先日大阪に短時間滞在する機会があり、大阪を描いた文学を検索して数冊読んでみたが、その中でこの本が最もよかった。

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様々な疾病や流産、死産、大水害などの波乱に富み、絢爛、優雅という言葉ではおさまりきらない日常と社会情勢、美しい桜や蛍の情景をはじめとした季節の移り変わりの描写が印象的であった。

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