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ともよいように傷を負い、しかし惨劇を身に染みて経験する。齢20で結婚し、6人の子をもうけ、貧しさのなか必至で子供たちを育てあげた父親。その様子が、申京淑作家の筆により、老いた父の小さな声で、子供たち、妻、孫、凄絶な朝鮮戦争を共に生き抜いた朴武陵(パクムルン)から語られていく。

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みるく@poyapoyamilk

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誰でも初めて父親になるのだが、父親として不安な気持ち、子供たちを育て上げなければならなかったうちに秘めていた痛烈な近代史の傷。それが老いた体から(睡眠障害として)、心から滲み出してくる。もう父にはそれを抑える力がない。それを隣で見つめながら、知らなかった父のひとりの人間としての構え

みるく@poyapoyamilk

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