白米を食べる将校に脚気が頻発するのに麦飯を食う兵卒には脚気がないことから「脚気の原因はビタミン不足。将校にも麦飯を食わせればいい」と在野の医師が進言したのに「将校に麦飯を食わせろだと！」と取り合わなかったという話が…鴎外！

なんか虫のいどころが悪かったときに子供達の可愛がっていた子犬を縁側に投げつけて◎したのも…（森茉莉のエッセイより）

はじめまして。私もこのエピソードにたいへん興味があり調べれば調べるほど鴎外のポンコツさと高木医師の立派さがわかります。一点訂正を。高木医師が脚気の原因は栄養不足と看破し食事を改善し（海軍カレーはその産物）脚気患者を激減させたのは事実ですが、ビタミンはまだ発見されていませんでした。

名前は失念しましたが、某陸軍軍医で刑務所の囚人に脚気患者がいないことに注目して、試験的に麦飯を食べさせた所成功したそうです。理屈はわからないが麦飯が脚気対策に有効とは江戸時代から経験的に知られていたのに。

中学の国語の時間、鴎外はお妾さんを囲っていたと聞いて、それ以来好きではありません。どうして漱石と並び称されるのか未だにわからない。

ビタミンの父

鴎外は日清戦争に従軍して、住人が逃げて空家になっていた中国の大きな家に入って本を漁って廻った。こういう人物は私は嫌いだ。

やり逃げ無責任男すな

高木はビタミンB欠乏が原因だとは断定していませんでした。ビタミンの発見は高木の後ですし、疫学的に食事を改善すると脚気にならないと主張したので、曖昧だと数多の批判が寄せられました。