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国語教育は『道徳の授業ではありません』。これを勘違いしてる人が多い。日本の国語教育のせいだと思ってる。日本文学は、特に近代文学は割とクズです。ちゃんとクズです。道徳的にはうんこです。 その道徳うんこを、どう国語表現してきたのか、それが今日の我々の日本語にどう繋がったが大事。
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森鴎外さんの舞姫が、今日の我々にも読む価値があるのは、舞姫が道徳的に素晴らしいからではありません。人間のクズが、女にクズを働かせて尚、クズがクズなのに、クズ個人の視点からグズグズなるのを美文で表現しているのが、素晴らしいのです。これが今日の積み上げられた日本文学の土台になりました
