古の走法を学ぶ事で見えてくる価値ってのはタイムだけを求めるような視野では見落としちゃうと思うんですよね。 そういう意味では走法に限らず古伝に学ぶという視座が大事。

体の使い方の根本が違うので。

私は中学の時、陸上部で一軸、その後から2軸流行り出したけどそれだけに薬丸自顕流の一軸のジグザグのも有るし、場所、時代、植生も含めて色々な走り方が有ると思いますし、利点もそれぞれ有ると思います。 ただ、それらと普通の走り方を含めた理論や方法もそろそろ出ても良いとは思いますが…

習志野先生の動画を参考に山の縦走で実践したら、いつもより足の疲労や痛みが明らかに軽減されました。重い荷物を背負って、山越えをしないといけなかった当時に考案された走法なのではと身をもって体感しました。お陰で登山がさらに楽しくなりそうです。貴重な体現経験をありがとうございますm(__)m

路面状況も違いますでしょう。 キレイに整備されたグラウンドでの走り方や。 機能性の高いシューズを履いた状態と木の根や石などで凸凹した山道を草鞋で駆け抜けるのと条件が全く違いますもの。 「タイムを出してみろ」なんて想像力が著しく欠如した人の言葉だわ。

陸上の速さを求める走りはやったあとの体の復元が大変で、古流は持続できる、すなわち仕事や生活に勝ち、自分にも勝てる出来上がりなんでしょう。種目が違うとお見受けします。

その当時、競って走るよりも、飛脚や籠屋のようにただ早く移動するのが目的だったのでしょうが、サプリも取らず筋トレやストレッチをしなくても優れた身体能力を当時日本人は間違いなく持っていたはず。もしタイムマシンが有れば草鞋や草履で着物をや袴を着てぜひ現代ランナーと競って欲しいものです。

別に速く動けるだけが全てではなく、疲れにくかったり、怪我をしにくかったりと、良い面もあるから取り入れてみる価値はありますね。 私は紹介してもらった下り坂で両手を上に上げる方法試したら、驚く程膝の感覚が軽くなって、これいいな、と目から鱗でした。ものは試しの精神は大切ですね。

歩法もしかり、武術や忍術に共通することは敵という存在を想定していることにあると思います。 軍事学でいう「相対戦闘力」、相手の戦闘力を我が上回っていれば問題ない、敵勢力の機動力を上回れば良いだけで、それを現代のスポーツと比べるのはナンセンスだと思います。

舗装道路で速いというのは違う気がしますね。 昔の走り方や、オフロードではどうなん？って話 車やバイクでも、カテゴリが違いますよね