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何もかも命令口調なところも、 不器用なところも、 とても久しぶりに、その咳込む様な煙を味合わされた事も、 何も変わっていない。 ‥‥もしかしたら、もう味わえないのかも知れない。それくらい思って、一方的に怒っていた事をとても後悔していたのに、彼の声に、ギュッとした時の温かさに、
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触れた時に心が安心した。 後頭部に回された手が強めに抑えられ、抑えつけられる。肩に置かれた手、その指が首筋をまたゆっくりと撫でていく。彼の癖だ。外した葉巻を手に持つ所為。その手が肩を強く掴んでいた。 「‥‥言っておくが、 他の野郎へ余所見してる暇はうちにはねぇからな」 『?』