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75–6。大検とは別に、短大専門学校の特修生制度を紹介するところ、著者の福祉への目配せがあるというか、(おそらく当人ないし近しい人の)学歴による階層移動や自助的ライフコースについて調べた来歴があることを感じさせる。苦しい話が多いが、著者はあくまでこの主人公に希望の道を垣間見せている。 pic.twitter.com/n495ztnf53
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もう少し露悪的な終わり方をすると勝手に思い込んでいたが、著者はのちの『春あかね』含めて、苦境は詳細に描くが希望がないと断言するわけではない(むしろどちらかといえば希望がある、ないし希望を置く)作風だった、という気づきがあった。『春あかね』の後の新作も楽しみです。