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なぜならば、売るためにはいくつかの法則があり、いわゆるマーケティング戦略に長け、かつそこに投下される資金量が大きいほど、一定の数は売れてしまうわけです。そして、その過程を経ると「一定数売れた作品」の評価がつくために、一層売れるという循環に入ります。ここに様々な妙があるのです。
メニューを開くいい作品が売れる作品なのか？売れる作品がいい作品なのか？と問われれば、市場経済社会においては厳然と後者です。ごく稀には市場評価と無関係にその価値を示す作品も現れたりはしますが、基本的には売れるものがよいものであって、売れるものが勝つのです。よさと売れるの間の乖離に関心を持つべき。
