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▪️『ノスタルジア』(小池真理子/講談社文庫) ***妻子ある、亡父の友人と恋に落ち、9年間逢瀬を重ね、彼の死後15年が経ち、突然、故人と瓜二つの息子が訪ねてくる。生前の父の姿を知りたい、と。その息子の中に元恋人の姿を見出して、何度も会ううちに二人の心は近付いてゆく。 そんな妹に対して姉
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は激しく詰る。また同じことを繰り返すの!あなたは我が家の恥よ、と。 いい加減に眼を覚ましなさいと言わんばかりに。このあたりから、夢と現実、希望と妄想の境界が揺らぎ滲み始める。いったいどちらが正気なのか?私が見ているものは他人には見えていないのか?ゾクっと背筋に冷たいものが走る