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4/ 悪徳軍人や係官と結託して、芸能社が暴利を博した実例を、ここで具体的にあげる必要はあるまい。ただワイロと饗応は日常茶飯であったことを、読者は記憶にとめておいていただきたいと思う。戦中の”親方日の丸”は、すなわち、戦後のテレビ局と”芸能プロ”の関係である。
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5/ 担当者(プロデューサー、ディレクター)、ジャーナリスト、評論家等へのワイロや饗応もまた、同じ図式の踏襲である。 太平洋戦争が終ると、たちどころに占領軍あいての芸能人あっせんを行う芸能社が発生続出した。占領七年間、一九五二年の講和条約発効まで、アメリカ軍隊に寄生する形で、