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…仮面は本当に夜のモノで、砂♀は染み付いた薔薇の香りを嗅いで頬を寄せた。細められた瞳の冴え冴えとした暗い炎を暗♀だけが静かに見つめている。夜の居ない後宮では、まだ幼い後継者の生母の砂♀が権力を握る。たとえ後を追うために後宮に火を放とうとも誰も止められはしない。抵抗は暗♀が許さない

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るるるる 5/5 東6 ま23a@yyyy1uyyyy

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「…明日、此処を明け渡す」「砂♀さま、そんな…!」「主人は死んだ。ならば無意に殺し合う必要はない。素直に従えば悪いようにはされないだろう」女達の啜り泣きが聞こえる「…今夜だけは、静かに夫の冥福を祈らせて欲しい」そう言って奥に消えていく砂♀と暗♀。女達も泣きながら部屋に戻っていく

るるるる 5/5 東6 ま23a@yyyy1uyyyy

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