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◇  天聖候補として順調に順位を上げているアイリスは、後宮の自分の部屋でアスラと連絡を取っていた。 「それで《月花》に上陸しようとした可哀想な兵たちはどうなったの?」 「死んだ奴以外は帝国に逃げ帰ったよ」  ブリットの人形はアスラの声で言った。

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みんなのコメント

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「他に用はない?」とアイリス。 「虚無のロマの詳細な強さについて分かるかい? 他の天聖がカスに見えるほど強いとか、そういうのは知ってるけど、具体的にどれぐらい強いのか知りたい」 「ごめん、分からない」 「そうか。では推測しておくれ」

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「まぁ楽しんでいるならそれでいい」アスラが言う。「ティナがそっちに到着したら連絡をくれ。安否は心配していないが、メンタルがどういう状態かは確認して欲しい」 「ティナならきっと元気だと思うわよ?」

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「ありがとう」  言いながら、アイリスは人形を抱き上げて風呂場へ向かう。 「君、後宮生活を満喫しているようだね」 「そうね。悪くないわよ、お姫様になったみたいで」

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「皆殺しにしなかったの!?」 「そうした方が良かったかね?」 「まさか! ビックリしただけよ!」 「連中、降伏したからねぇ」 「そっかそっか」 「アイリス様、お風呂の用意ができました」

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